骨董品宅配買取のメリット・デメリット
骨董品を売却する方法には、店頭買取・出張買取・宅配買取があります。その中でも近年利用者が増えているのが宅配買取です。自宅から送るだけで査定・売却が完了するため便利ですが、デメリットもあるため理解しておくことが大切です。ここでは、骨董品宅配買取のメリットとデメリットを整理して解説します。
【メリット】
1. 自宅から手軽に利用できる
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梱包キットが送られてくるため、品物を詰めて送るだけで完結。
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遠方に住んでいても専門業者に依頼できる。
2. 全国の専門業者に依頼可能
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地域のリサイクルショップでは扱えない骨董品でも、全国対応の専門業者に査定してもらえる。
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中国美術、茶道具、刀剣、掛け軸などの専門知識を持った査定士に見てもらえる可能性が高い。
3. 買取価格を比較しやすい
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複数の宅配買取業者に同時に依頼できるため、相見積もりが取りやすい。
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高額査定を引き出せるチャンスが広がる。
4. 忙しい人にも便利
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店舗に持ち込む必要がなく、日中時間が取れない人でも利用できる。
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出張買取のように人を自宅に入れる必要もないので安心。
5. 送料無料・キャンセル無料が多い
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多くの業者は送料・査定料・返送料を無料で対応。
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査定額に納得できなければ返送してもらえる。
【デメリット】
1. 現物を見ながら交渉できない
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店頭買取と違い、査定士と直接会話できない。
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査定理由や価格交渉がしにくい。
2. 梱包や発送の手間がかかる
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骨董品は壊れやすいため、丁寧な梱包が必要。
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梱包材の準備や手間が負担になることも。
3. 配送中の破損リスク
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運送中に破損・紛失する可能性がゼロではない。
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補償制度の有無を必ず確認する必要がある。
4. 悪質業者のリスク
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宅配で送った後に極端に安い金額を提示されるケースも。
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キャンセル時に高額な返送料を請求されることもある。
5. 高額品は不安が残る
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数百万円単位の骨董品は、配送でのリスクが気になる人も多い。
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高額品は宅配よりも出張買取やオークションが適している場合がある。
まとめ
骨董品の宅配買取は、手軽さ・全国対応・比較しやすさという大きなメリットがある一方、破損リスク・交渉の難しさ・悪質業者の存在といったデメリットも存在します。
宅配買取が向いているケース
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中〜小型の骨董品を複数まとめて売りたい
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忙しくて店舗や出張対応が難しい
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相場を知りたいので複数業者で比較したい
宅配買取を避けた方がいいケース
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非常に高額な骨董品
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大型で壊れやすい品物
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交渉して査定額を上げたい場合