骨董品買取の流れを図解で解説
骨董品を売りたいと思っても、
「どこに持ち込めばいいの?」「査定ってどうやって進むの?」と不安に感じる方は多いですよね。
実際の買取は、どの業者を選ぶか・どう準備するかによって、査定額が大きく変わります。
ここでは、はじめてでも安心して利用できるように、骨董品買取の流れを図解イメージでわかりやすく解説します。
🧭 骨董品買取の全体の流れ(イメージ図)
① 事前準備
↓
② 査定の申し込み
↓
③ 査定(出張・店頭・宅配)
↓
④ 査定額の提示・交渉
↓
⑤ 成約・支払い
↓
⑥ アフターフォロー・キャンセル対応
この流れを一つずつ、詳しく見ていきましょう。
① 事前準備:買取前にしておくこと
買取価格を左右するのは、査定前の準備力です。
次の3つを意識しましょう。
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ホコリを軽く拭く程度の簡単な清掃
→ 汚れを落とすよりも、傷をつけないことが大切。洗剤使用はNG。 -
付属品をまとめる
→ 共箱・鑑定書・由来書・作者の署名などがあると価値UP。 -
写真を撮っておく
→ 査定依頼時の比較や、他店との見積もり比較に使える。
② 査定の申し込み
主な査定方法は3種類。
自分の都合や品物の大きさに合わせて選びましょう。
査定方法 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
出張査定 | 自宅で完結。大型・多数品向け | 手間をかけたくない人 |
店頭査定 | 直接持ち込み。即日現金化 | 少量の品を売りたい人 |
宅配査定 | 箱に詰めて送るだけ | 全国対応・匿名性重視の人 |
※信頼できる業者を選ぶポイント:
・古物商許可番号の有無
・口コミ・実績の掲載
・手数料・キャンセル料の明記
③ 査定(現物確認)
査定士が以下のポイントを確認します。
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真贋(本物かどうか)
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時代(制作年代)
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保存状態(傷・欠け・シミなど)
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市場価値(人気・流通量・需要)
✅ ワンポイント:
査定士によって評価が異なる場合があるため、複数社に見積もり依頼するのがベストです。
④ 査定額の提示と交渉
査定後、見積もり額が提示されます。
この段階で大切なのは、「納得できる金額かどうか」を冷静に判断することです。
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他店の査定結果を伝えると、再査定・上乗せしてくれる場合あり
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「すぐ売りたい」と伝えると価格が下がることもあるため注意
💡 プロの交渉術:
「この箱書きがあるのに、この価格ですか?」
と、根拠をもって質問すると査定士の見解が深まります。
⑤ 成約・支払い
金額に納得すれば成約へ。
支払い方法は業者によって異なります。
支払い方法 | 特徴 |
---|---|
現金手渡し | 店頭・出張で即日支払いが多い |
銀行振込 | 高額取引や宅配査定で一般的 |
後日入金 | 鑑定に時間がかかる場合あり |
※領収書・取引明細は必ず保管しておきましょう。
⑥ アフターフォロー・キャンセル対応
信頼できる業者ほど、成約後の対応も丁寧です。
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査定後のキャンセル料が無料かどうか
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返品時の送料負担の有無
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買取後のトラブル防止策が明記されているか
これらを事前に確認することで、安心して取引できます。
📈 骨董品買取を成功させるポイントまとめ
✅ 複数査定で価格の相場を知る
✅ 付属品・証明書を必ず添える
✅ 市場需要が高い季節(秋・春)に売る
✅ 古物商許可を持つ専門店を選ぶ
💬 まとめ
骨董品の買取は、
「品物の価値 × 売るタイミング × 業者選び」で結果が大きく変わります。
流れを理解しておくことで、初めてでも失敗しにくく、
大切な骨董品を正当に評価してもらえる確率が格段に上がります。