【徹底解説】アフターピルは120時間以内ならまだ効果あり?使い方と注意点
はじめに:避妊の失敗で不安なあなたへ
避妊に失敗してしまった…こんなときに頼りになるのがアフターピル(緊急避妊薬)です。特に「120時間以内ならまだ使えるの?」と疑問に思う方も多いはず。本記事では、120時間以内の服用タイミング、効果、注意点まで詳しく解説します。
1. アフターピルとは?
アフターピルは、性交後に服用することで妊娠のリスクを下げる緊急避妊薬です。日本で一般的に使われるのは以下の2種類です。
| 薬の種類 | 服用期限 | 特徴 |
|---|---|---|
| レボノルゲストレル製剤 | 72時間以内 | 副作用が少なく、早めの服用で高い効果 |
| ウリプリスタール製剤 | 120時間以内 | 120時間(5日間)以内に服用可能、効果は72時間を過ぎても期待できる |
ポイント:性交後すぐに服用するほど効果は高く、時間が経つほど妊娠予防の確率は下がります。
2. 120時間以内の服用はまだ効果がある?
ウリプリスタール製剤は性交後最大120時間以内に服用可能ですが、時間が経つほど避妊成功率は低下します。
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24時間以内:最も高い効果(95%前後)
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72時間以内:80~85%前後
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120時間以内:60~70%前後
注意点:120時間ギリギリでの服用は効果が低くなるため、できるだけ早く医療機関で相談することが推奨されます。
3. 副作用と安全性
アフターピルは一時的にホルモンバランスを変化させるため、副作用が出ることがあります。
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吐き気・嘔吐
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下腹部の痛み
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月経周期の変化(早まったり遅れたり)
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頭痛や倦怠感
ポイント:吐き気が強い場合は再服用が必要な場合もあるため、医師に相談してください。
4. 服用後の注意点
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次回の避妊方法
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アフターピルは緊急用です。普段の避妊方法は別に考えましょう(低用量ピル・IUD・コンドームなど)。
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生理の変化に注意
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服用後1~2週間で出血が起きる場合がありますが、異常な出血や妊娠の可能性がある場合は医療機関へ。
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再度の性交時の注意
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服用後すぐに再度性交をする場合、再度避妊をする必要があります。アフターピルは一度の服用でその性交だけに効果があります。
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5. 受診のタイミングと入手方法
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早めの受診が重要:性交後すぐに医療機関で相談
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婦人科・産婦人科・一部薬局で処方可能
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オンライン診療サービスでも入手できる場合あり
注意:自己判断で市販薬以外を入手するのは危険です。正しい情報を持つ医師や薬剤師に相談しましょう。
まとめ
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アフターピルは性交後の緊急避妊に有効
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レボノルゲストレル製剤は72時間以内、ウリプリスタール製剤は120時間以内が目安
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服用は早いほど効果が高く、安全に使うには医療機関での相談が必須
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副作用や月経周期への影響を理解した上で使用する
避妊の失敗は誰にでも起こりうることです。大切なのは正しい知識と迅速な対応。120時間以内でもまだ間に合う場合がありますので、迷ったらすぐに医療機関へ相談しましょう。