エクセルで簡単!時給計算の方法と便利なテンプレート活用法
アルバイトやパート、フリーランスの方にとって、正確な給与計算はとても重要です。特に残業代や日ごとの勤務時間を含めると計算が複雑になりがち。そんな時に便利なのが エクセルを使った時給計算 です。この記事では、基本的な計算方法から応用編まで、初心者でもわかりやすく解説します。
1. 基本の時給計算
エクセルで時給計算をする基本はシンプルです。
計算式
給与 = 勤務時間 × 時給
エクセル例
| A列 | B列 | C列 |
|---|---|---|
| 勤務時間 | 時給 | 給与 |
| 8 | 1200 | =A2*B2 |
ポイント
-
C2セルに
=A2*B2と入力すると自動で給与が計算されます。 -
勤務時間が7.5時間などの小数でもそのまま計算可能です。
2. 残業代を含めた計算
残業代は通常の1.25倍や1.5倍の時給で計算することが多いです。
計算式
給与 = (通常勤務時間 × 時給) + (残業時間 × 時給 × 残業率)
エクセル例
| A列 | B列 | C列 | D列 | E列 |
|---|---|---|---|---|
| 通常時間 | 残業時間 | 時給 | 残業率 | 給与 |
| 8 | 2 | 1200 | 1.25 | =A2C2 + B2C2*D2 |
3. 日数や月単位での給与計算
日数や週・月単位で給与をまとめたい場合もエクセルで簡単に計算できます。
計算式
月給 = (1日の勤務時間 × 時給 × 出勤日数) + 残業代
エクセル例
| A列 | B列 | C列 | D列 | E列 |
|---|---|---|---|---|
| 出勤日数 | 勤務時間 | 時給 | 残業時間 | 給与 |
| 20 | 8 | 1200 | 5 | =A2B2C2 + D2C21.25 |
4. 「hh:mm」形式で入力した場合の注意点
勤務時間を「8:30」などの形式で入力する場合は、時間を小数に変換する必要があります。
変換式
小数時間 = 時間 × 24
計算例
-
A2セルに「8:30」と入力
-
時給1200円の場合:
=A2*24*1200
5. 自動計算を活用したエクセルの便利機能
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SUM関数で1か月の合計給与を簡単に計算
=SUM(E2:E21)
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条件付き書式で残業時間が多い日を強調表示
-
ドロップダウンリストで勤務形態(通常/残業)を選べるように設定
まとめ
エクセルを使えば、時給計算や残業代計算が簡単に自動化できます。ポイントは以下の通りです。
-
基本は「勤務時間 × 時給」
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残業代は「残業時間 × 時給 × 残業率」で計算
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月単位の給与も出勤日数を掛け算するだけ
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hh:mm形式は24倍して小数化
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SUM関数や条件付き書式で効率化
初心者でも、表を作るだけで日々の給与計算がスムーズに行えます。さらに便利にしたい場合は、テンプレートを活用すると月ごとの集計も自動化可能です。