格安SIMにSMS機能は必要?「データ専用SIM」で後悔しないための3つのチェックリスト


格安SIM(MVNO)へ乗り換える際、多くの人が直面するのが「SMS機能をつけるかどうか」という選択肢です。

「LINEがあれば十分だし、SMSなんて使わない」「少しでも月額料金を安くしたいからデータ専用でいいや」と安易に決めてしまうのは、実は非常に危険です。後から「やっぱり必要だった!」となっても、SIMカードの交換手数料が発生したり、電話番号が変わってしまったりと、余計な手間とコストがかかるケースが多いからです。

この記事では、格安SIMの「データ専用SIM」を選んで後悔しないために、SMS機能の必要性と料金の仕組み、そして契約前に確認すべき3つのチェックリストを詳しく解説します。


1. SMS機能の有無で変わる料金と種類

まず、格安SIMのプランは大きく分けて以下の3つのタイプがあります。

プランの種類通話SMSデータ通信料金の目安
音声通話SIM最も高い(標準的)
SMS付きデータSIM×中間(+100円前後)
データ専用SIM××最安

データ専用SIMにSMS機能を付けると、月額料金が100円〜200円程度アップします。この「わずかな差額」を惜しんでSMSを外すと、スマホの利便性が劇的に低下する可能性があります。


2. なぜ「SMSなし」だと困るのか?

現代のスマホ利用において、SMSは単なるメッセージツール以上の役割を担っています。

① 「本人確認(SMS認証)」ができない

これが最大のデメリットです。LINE、メルカリ、PayPay、銀行アプリなど、多くのサービスではセキュリティのために「SMS認証」を採用しています。SMSが受信できないと、これらのアプリの新規登録や引き継ぎができなくなります。

② 「セルスタンバイ問題」でバッテリーが早く減る

一部の端末とSIMの組み合わせでは、SMS機能がないとスマホが電波を一生懸命探し続けてしまい、待機中のバッテリー消費が激しくなる「セルスタンバイ問題」が発生することがあります。

③ 位置情報(GPS)の精度が落ちる

SMS機能がないSIMでは、電波塔からの情報を取得しにくくなり、地図アプリなどで現在地が正確に表示されるまでに時間がかかるケースが報告されています。


3. 後悔しないための「SMS必要性」チェックリスト

あなたがデータ専用SIM(SMSなし)を選んでも大丈夫かどうか、以下の3つのポイントをチェックしてみてください。

【チェック1】メイン端末として利用するか?

もし、今回契約するSIMを「メインのスマホ」で使うなら、SMS機能は必須です。

前述の通り、あらゆるアプリの認証に電話番号が必要となるため、SMSがないと日常生活に支障をきたします。逆に、タブレットや2台目のサブ機で、動画視聴やWeb閲覧しかしないのであれば、SMSなしでも問題ありません。

【チェック2】利用するアプリの認証方法を確認したか?

使いたいアプリが「メールアドレス認証」だけで完結するか確認しましょう。

  • LINE: 新規登録にはSMS認証が必須(※以前のFacebook連携などは終了しています)。

  • SNS(Twitter/X、Instagramなど): 乗っ取り防止の2段階認証にSMSが必要です。

    これらを頻繁に使うなら、SMS付きプランを選ぶのが賢明です。

【チェック3】「+メッセージ」や「iMessage」を使う予定はあるか?

電話番号でやり取りする「+メッセージ」や、iPhone同士の「iMessage」は、初期設定時にSMS通信を利用してアクティベーション(有効化)を行います。SMS機能がないSIMでは、これらの便利な機能が一切使えなくなります。


4. SMS付きプランを選ぶ際の料金の注意点

「SMS付き」を選んだ場合、月額の付帯料金だけでなく、**「送信料」**にも注意が必要です。

  • 受信は無料: 認証コードの受け取りなど、受信だけであれば追加料金はかかりません。

  • 送信は有料: 1通3.3円〜(全角70文字まで)。

  • 格安SIMの注意点: 大手キャリアのような「家族間無料」の設定がないことが多いため、送信するたびにコストが発生します。

あくまで「認証用」と割り切り、自分からの送信はLINEやメールで行うようにすれば、月額の微増だけで済みます。


結論:迷ったら「SMS付き」がおすすめ

結論として、数円〜百数十円の差であれば、「SMS付き」または「音声通話SIM」を選ぶことを強くおすすめします。

一度「SMSなし」で契約した後に機能を追加したくなっても、多くの格安SIM会社では「SIMカードの再発行」扱いとなり、3,300円程度の事務手数料が発生します。最初からSMS機能を付けておくことは、将来的なトラブルや余計な出費を防ぐための「保険」とも言えるのです。

自分の利用スタイルを冷静に見極め、ストレスのない格安SIMライフをスタートさせましょう。


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