牛モモブロックが安い!ローストビーフ以外の使い道と保存・下処理のコツ
スーパーで牛モモブロックが特売になっていると、つい手に取りたくなりますよね。「でも、ローストビーフ以外に何を作ればいいの?」と悩んで諦めてしまうのはもったいないことです。牛モモ肉は脂肪が少なく、鉄分やタンパク質が豊富なヘルシー部位。実は、下処理次第で和・洋・中さまざまな絶品料理に化ける万能な食材なのです。
今回は、ローストビーフ以外の絶品アレンジレシピから、お肉を柔らかく仕上げる下処理の秘訣、最後まで美味しく使い切るための保存術までを徹底解説します。
1. ローストビーフだけじゃない!牛モモブロックの活用アイデア
赤身が主体で噛み応えのある牛モモ肉は、「煮込み」「焼き」「揚げ」のどれにも対応できます。
贅沢な厚切りで「牛カツ」
ブロック肉だからこそできるのが、贅沢な厚切りの牛カツです。豚カツよりも短時間の加熱で、中はレアからミディアムレアに仕上げるのがコツ。サクサクの衣と、凝縮された赤身の旨みは、ブロック肉ならではのご馳走です。
ほろほろ食感の「赤ワイン煮込み・ビーフシチュー」
角切りにしてじっくり煮込むことで、モモ肉の繊維がほどけ、驚くほど柔らかくなります。脂身が少ないため、煮込んでもギトギトせず、肉本来のコク深い味わいを楽しめるのがメリットです。
自家製「牛チャーシュー」
醤油、砂糖、生姜などで煮込む牛チャーシューは、ラーメンのトッピングだけでなく、おつまみや丼ものにも最適です。冷めても脂が固まりにくい部位なので、お弁当のおかずにも重宝します。
2. 牛モモ肉を驚くほど柔らかくする「下処理」のコツ
「赤身肉は硬くなりやすい」というイメージを覆す、簡単な下処理のテクニックをご紹介します。
繊維を断ち切る
ブロック肉を切り分ける際は、肉の繊維の方向をよく観察してください。繊維に対して「垂直」に包丁を入れることで、噛み切りやすくなり、食感が劇的に向上します。
「ブライン液」に漬け込む
水100mlに対し、塩と砂糖を各5g溶かした「ブライン液」に1時間〜一晩漬け込んでみてください。砂糖が肉の水分を抱え込み、塩がタンパク質を分解するため、加熱してもパサつかず、しっとりジューシーに仕上がります。
酵素の力を借りる
すりおろした玉ねぎ、キウイ、パイナップルなどに30分ほど漬けるのも効果的です。果物や野菜に含まれる酵素が肉の組織を和らげてくれます。
3. 鮮度をキープ!牛モモブロックの正しい保存方法
大きなブロック肉を一度に使い切れない時は、用途に合わせた保存が重要です。
冷蔵保存:ドリップを拭き取る
パックのまま冷蔵庫に入れるのはNGです。表面の水分(ドリップ)をキッチンペーパーでしっかり拭き取り、空気に触れないようぴっちりとラップで包んでから、ジップ付きバッグに入れてチルド室で保存しましょう。
冷凍保存:小分けにして酸化を防ぐ
冷凍する場合は、1回分ずつカットしてから保存するのが便利です。
ブロックのまま: ラップをしてからアルミホイルで包むと、熱伝導率が上がり急速冷凍が可能です。
下味冷凍: スライスして醤油や酒などで下味をつけてから冷凍すると、解凍して焼くだけで一品完成し、味も染み込んで一石二鳥です。
4. 調理時にやってはいけない「NG行為」
冷たいまま焼き始める: 冷蔵庫から出した直後にお肉を焼くと、外側だけ焦げて中は冷たいままになり、肉質が硬くなります。調理の30分〜1時間前には常温に戻しておきましょう。
強火で一気に加熱し続ける: 赤身肉は高温で加熱しすぎるとタンパク質が固まってしまいます。表面を強火で焼いたら、あとは弱火でじっくり火を通すか、余熱を利用するのが柔らかさの秘訣です。
5. 牛モモ肉を安く賢く買うためのポイント
「牛たたき用」をチェック: 柵(さく)状にカットされたお肉は、ローストビーフだけでなく、そのまま厚切りステーキや牛カツに転用しやすく便利です。
ドリップの有無を確認: パックの底に赤い汁(ドリップ)が出ているものは、旨みが逃げ出している証拠です。できるだけ表面が乾いていて、鮮やかな赤色のものを選びましょう。
まとめ
牛モモブロックは、ローストビーフ専用の高級食材ではありません。正しい下処理と保存方法を知っていれば、家計を助ける最強の「ご馳走肉」になります。
繊維を断つ切り方を意識する
ブライン液や酵素で柔らかくする
常温に戻してから調理する
この基本を守るだけで、スーパーの安いお肉がレストラン級の味わいに変わります。次にお店で牛モモブロックを見かけたら、ぜひ自信を持ってカゴに入れてみてください。
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